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teapoy❤

teapoy
(ティーポイ)
1850年頃
イギリス製
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なんと150年以上前の木製家具式ティーキャディー!
なのに、物凄く状態が良いんです。お店の人もそこは一押し❤
ひび割れも勿論なければ、破損も無し。画像でうつっていない裏側も
とっても綺麗な状態です。
こんなに状態が良いまま残っているなんて~016.gif
そして木目が非常に美しいマホガニーで作られています。

木製ティーキャディーは18世紀から作られて、
中に仕切りが無く、茶葉を入れた上に落とし蓋を乗せ、外蓋を
閉めるタイプの物から、2つに仕切られたもの、三つに仕切って
左右に茶箱と中央にガラスのミキシングボウルが収められたもの、
色んなタイプの物が見受けられます。

ティーポイが登場したのは、19世紀初頭になります。
以下、「英国骨董紅茶銀器 シリーズ3」の中から、ティーポイに関する説明を
ご紹介します。
この冊子に紹介されているティーポイは、東京にあった(現在は閉鎖されたらしいです)
英国伝統紅茶博物館所蔵のもので、私はその存在を初めてここで知りました。

ティーポイとは
ヒンズー語で三脚(teapai)という意味の言葉で、お茶とは無関係です。
19世紀初期、ティーキャディーを置く三脚テーブルが流行し、数種の茶葉や
ミキシングボウルなどが内蔵されたチェスト付き家具を
ティーポイとよぶようになりました。
(以上、上記冊子より抜粋)

このティーポイ、
検索して見かけるのは大体1870年頃までのものばかりです。
場所も取るし、流行も変化します。紅茶自体も高価では無くなって、
鍵をつけて厳重に保管する意味が薄れてきたのではないでしょうか?
そして、次第に作られなくなったのかもしれませんね。



↓正面には手の込んだレリーフが彫り込められ、
横にはレリーフが貼り付けられているのでしょうか?浮いたところがないから
嵌めこみ?!

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上の天板は横38センチほど、縦30センチ弱
床から天板まで70センチくらいです。

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なんとオリジナルのカギ付きで、ちゃんとかかります♪

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蓋をかけると、2つのミキシングボウルと
2つの茶箱が収められています。
茶箱には、丁寧に作られた取っ手がついています。
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ミキシングボウルを嵌める穴は、丁寧に縁取りがされています。
そして、茶箱は取り出せるようになっているんですよ。


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茶箱の内部の銀色の錫?が左右とも綺麗に残っています。

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本来ならガラスのミキシングボウルだったのでしょうけれど、
破損したのか、中国磁器のようなカップボウルが収まっていました。
なんだか湯のみ茶碗みたい。。。

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↑向かって右はイギリスにあるV&Aミュージアムに収蔵されている
1825年~30年に作られたティーポイです。画像をお借りしました。
(画像をクリックしていただくと大きな画像でみられます。)
台座の細工をのぞいてほぼ同じデザインです。

そして、この上部の箱の部分は、台座裏にあるネジでクルクルと回ることが
出来る仕組みになっているんですよ~。
中の茶箱の作りも、ちょっとだけ開いた蓋から見える写真を見る限り
同じですね。ボウルが見えないのが残念ですが。。。
私のは、お店の人曰く1850年頃に作られたと言う話です。

↓この写真だと台座の上のスタンドの形がよく分かるかな?
こちらも写真お借りしています。

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そして。。。


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↑こちらもV&Aミュージアム収蔵(画像お借りしています)の
ティーポイですが、塗りに蒔絵風の日本風なものですね。
ミュージアムによると、こちらは1840年~60年作とのこと。
足が球足で似ているので、お迎えしたティーポイが1850年あたりの物と
いうのはあながち間違いではないのかもしれませんね。





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by kokochiiimonoh | 2014-04-13 18:10 | アンティーク | Comments(0)

さてさて正体を明かしましょう~♪

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あれあれ、なんだか下に足がついていますよ?!
実は。。。

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ティーポイと申します!
ティーポイ?なんじゃらほい?ですね(笑)
 
私、ここのところずっと木製ティーキャディーを探していました。
やっぱり18世紀からある木製ティーキャディーを
見てみたいじゃないですか~❤
別に18世紀の物じゃなくても良いから。。。ね。

お店に問い合わせても、「皆さん、ガラスのミキシングボウルが
ある物を探されているんですよね~」と言われて、そういうのを
探しているけど、なかなか無いのよね。って話。
いえ、私は別にミキシングボウルが一緒になっていなくてもいいんです!
茶葉を入れるだけのものでも、ティーキャディーそのものの状態や
質、デザイン・細工が良ければ拘りません~!って、話すと、
「えぇ~、それじゃぁ結構あるわよ、向こうに(イギリスに)。
白蝶貝の螺鈿があるやつとか~。。。」
私「きゃぁ~!そういうの良いですねぇ~。見つけて見つけて」
ってお願いしていました。
まだ探し中で、これから買い付けに行く時に見てみると言われてます~。

え?だからティーポイってなに?
まぁ、そんなに急がないで聞いて下され。

木製ティーキャディーを探し中の私。
あれは忘れもしない3月25日。隣の市まで用事があって
出かけた時の事。
時間つぶしに商店街をブラブラ。この商店街には珍しく、
いえ、私の住んでいる地域では超珍しく、
アンティーク家具屋が出来てました。 
吸い寄せられるように、ふら~っと店に入り、これまた興味の
あった「オケージョナルテーブル」とか、「ダムウェイター」とかが
無いかな~と店主に聞いてみた。
すると。。。

店主「イギリスにもなかなか状態が良いのが無いのよね~。
でも、ティーポイならあるわよ!あなた!」
私、一瞬「ティーポイ?なんだったっけ?」ポカーンとしてる私に、
こっちに来てとばかりに満面の笑顔で手招きして見せてくれた
それが。。。ティーポイ!

私、目が点。そして
私「えぇぇぇぇぇ~!!!なんで?なんでこれがここに?」
こんな田舎の小さなお店に。。。
本でしか見たこと無い、多分日本にはほとんど入って来てない
「これがあるなんて!」とビックリしていると、
店主「お客様皆さん、言われるんですよね~。他の家具達でも、
こういうのがこのお店にあるなんて、とビックリされますはい。」
私「本当に。その気持ち、分かります」

うーん、欲しい。これを逃すと、多分一生お目にかかれない。
紅茶道具を集めているものとして、見逃せないよねぇ~。。。
でも値段聞いて気を失いそうになりました。
隣にあった、マホガニーの6人掛けテーブルと同じ値段\(◎o◎)/!

もう今年はすでに予算オーバーで、お取り置きしてもらっている
のもあると言うのに、これですか?!
一旦帰って、散々考えました。でも一生に一度の巡り合いの
誘惑に勝てなかった。。。。
今年、いや最低あと2年はもう何も買えない。。。(お取り置き以外)

あぁ、ティーポイとの出会いを語るだけでこんなに長文に
なってしまった(*_*)
改めてまた明日、ご紹介しますね。





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by kokochiiimonoh | 2014-04-12 21:35 | アンティーク | Comments(0)

ちょっと違う角度から。。。

ちょっと上からみてみましょうか。

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蓋。。。あけてみましょうか。

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もうお分かりでしょうか?
でもちょっとひねりがありますよ(笑)
内部をアップで。。。

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by kokochiiimonoh | 2014-04-11 17:03 | アンティーク | Comments(4)

えぇ!あなたですか?

えぇ、確かにここ数カ月探していましたよ。
なかなかこれと言うものが見つからないな~って、思ってましたよ

だからって。。。えぇ~\(◎o◎)/! あなたですか?!
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by kokochiiimonoh | 2014-04-08 13:56 | アンティーク | Comments(0)

パンチレードル

1762年 
Toddyレードル(パンチ酒の一種)
ボウルの中央に、ジョージ3世の3ペンス銀貨が嵌めこまれています。

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↓コインの画像はお借りしています。
ジョージ3世 3ペンス銀貨
1762年

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ボウルの側面には兎の狩猟のエンボスが施されています。
イングリッシュコテッジを背景に、
逃げる兎と追いかける犬。    

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レモンストレイナーの時にお話しましたが、
当時は狩猟の時に馬上でパンチ酒を酌み交わすと言う風習があったようで、
この兎猟のエンボスもそれを思わせるような内容ですよね。
Toddyレードルは多くはハンドルが細長くてエボニーやボーンなどが使われています。
Baleen Handle (クジラのヒゲのハンドルと言う意味)で、ねじられたような
形状のハンドルも多く見られます。
ボウルが小さいのが↓で見ると良く分かりますね。

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 こちらの年代なのですが、透迷庵の皆さまより色々とご教授いただきました。
ざっくり一言で言うと、コインが嵌められたレードルはホールマークが
打たれていない物が多く、それはコインの刻印がホールマークと
同等の意味をなすのではないかと言う事です。  
コインの刻印も厳格に決められていたようですから、それを使ったものに
年代を表すマークを新たに加えるということは
コインの偽造にもあたるのではないか?なので、この場合は
コインの年代が製作年代と言ってもいいのでは?と言う話になりました。 
陶迷庵のサイトでは、もっと踏み込んで色々と話し合う事が出来、
大変勉強になりました。
この場をお借りして、再度感謝申し上げます。
           


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by kokochiiimonoh | 2014-04-07 21:58 | アンティーク | Comments(0)

レモンストレイナー

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1760年頃 ロンドン
レモンストレイナー


銀器を集めだして半年後、やっと銀器に関する本を手に入れた時でした。
その本で初めてみたレモンストレイナーに目が釘付け。
こんなに綺麗なピアッシング模様のティーストレイナーがあるんだ!と
感激したものです。
でもそれは、ティーストレイナーではなく、レモンストレイナーだと分かって
レモン専用のストレイナーがあるのかしら?とまたビックリ。

年代も古いのに、とっても綺麗で古ぼけてなくて
ただただ、見とれていた私でした。
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あまりに古く、数も少なく珍しいこのレモンストレイナー。
まさか、私の手元にやってくるとは全く想像もしていませんでした。
こんなだから、欲しいなんて思うことなく(夢であって、実現しないと思ったから)
今までアンティークハントをやってきて、ふと目の前に現れた!
この驚きと言ったら。。。。\(◎o◎)/!

うそでしょう~?
まさか、これが私の前に?!
しかし、その感動と驚きは、このレモンストレイナー以上のものがやってくることで
記録を塗り替えられました(爆)
この超驚きはまた後日。。。

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裏も綺麗でしょう~?
片手ハンドルで、もう一方にはフックがついています。
このレモンストレイナーですが、紅茶ではなくパンチ酒に使われていたようです。

もともとは1630年頃にインドで、蒸溜酒のアラックをベースに、砂糖、ライム、スパイス、水の5つの材料を大きなパンチ・ボウルに入れてミックスしたものが生まれ、
その後イギリスに伝わり、
ベースの酒をワインやラムといったものに代え、レモンやライム、その他のスパイスなどを加えてアレンジして、パーティーで供されるようになりました。
インドより寒いイギリスでは、温めたホットパンチ主流になったようです。
(パンチ酒に関してサントリーのサイト、カクテルの歴史参照)
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そして、このストレイナーの使い方ですが、
目的としてはレモンやオレンジなどの種や実がグラスに入らないように
このストレイナーで濾すと言うことだったと思います。
この用途については、リンク先であります陶迷庵の皆さまにいろいろと
ご教授いただきました。
あまりに盛りだくさんな内容で、よろしければ陶迷庵のBBSをのぞいていただくと
良く分かるかと思いますが(笑)
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今、私たちが想像するのと「パンチ」は違うようですよ。
パンチボウルと言うのは聞いたことがありますし、想像もできると思います。
しかし、このパンチボウルにしても、陶器で出来ているものがあるとは驚きました。
イメージとしてはガラスですもんね?

そして、一番の驚きは、パンチポットと言うのもあるそうですよ!
陶器で出来てる。。。\(◎o◎)/!

形は普通のティーポットと同じで、サイズがとても大きいらしいです。
↓画像をネットからお借りしています。
この緑色のポットは、
パンチポットとしては小さいのかな?

以下、ここからの解説は陶迷庵で教えていただいた内容となります。
陶迷庵の皆さま、本当にお世話になりました。
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↑こちら、幅36.5センチもあります!
18世紀のパンチポットです。

そして直径30センチはあるパンチボウルです。↓
こちらも画像をおかりしています。
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↓お借りした画像です。
これは直径約40センチ!!
デカイ(@_@)
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パンチボウルと言うのは、ティーウェアの一つだったようで、
紅茶をふるまうシーンでパンチ酒も登場したのかもしれません。
そしてパンチポットは、選挙の投票の前に、投票を勧める
ためにパンチをふるまったと言う話から、大きなパンチポットを
持ってついで回ったのでしょうか?
それとも客寄せみたいに、パンチポットとグラスをテーブルなどに置いて。
選挙の投票への呼び込みをしながら投票へと足を運ぶよう
声掛けしながらパンチを注いで渡して差し上げていたのでしょうか?

パンチポットの図柄で、黒のプリントで狩猟の絵が
書かれていて、ハンティングの後に、パンチをふるまったという話もあります。

 しかしパンチボウルで作って、パンチポットに入れてふるまったとも考えられます。
レモンストレイナー(パンチストレイナー)は、大きさ的にはどちらにも使える大きさです。

そして、アッパークラスやミドルクラスにおけるステイタス。
レモン、ライムなどジュースにしていない生の果実は、それ自体
貴重でお客様の前で絞る事もステイタスだったのかもしれません。
お客様に見せなければわざわざ銀製にする意味が無いわけで(汗)
純銀にすれば、盗難や紛失しないように主人もしくは執事が厳重に保管しないと、
安心できませんよね?

レモンストレイナーについて、ざざっと説明させていただきましたが、
改めて、陶迷庵の皆さまのご助言に心から感謝申し上げます!!
有難うございました。

実は。。。同じ時代のパンチ(toddy)レードルを手に入れました。
こちらも陶迷庵の皆さまに多大なるご助言を頂き、感謝感謝です!
次回はこのレードルについて書きたいと思います(*^_^*)


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by kokochiiimonoh | 2014-04-02 00:18 | アンティーク | Comments(0)