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レモンストレイナー

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1760年頃 ロンドン
レモンストレイナー


銀器を集めだして半年後、やっと銀器に関する本を手に入れた時でした。
その本で初めてみたレモンストレイナーに目が釘付け。
こんなに綺麗なピアッシング模様のティーストレイナーがあるんだ!と
感激したものです。
でもそれは、ティーストレイナーではなく、レモンストレイナーだと分かって
レモン専用のストレイナーがあるのかしら?とまたビックリ。

年代も古いのに、とっても綺麗で古ぼけてなくて
ただただ、見とれていた私でした。
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あまりに古く、数も少なく珍しいこのレモンストレイナー。
まさか、私の手元にやってくるとは全く想像もしていませんでした。
こんなだから、欲しいなんて思うことなく(夢であって、実現しないと思ったから)
今までアンティークハントをやってきて、ふと目の前に現れた!
この驚きと言ったら。。。。\(◎o◎)/!

うそでしょう~?
まさか、これが私の前に?!
しかし、その感動と驚きは、このレモンストレイナー以上のものがやってくることで
記録を塗り替えられました(爆)
この超驚きはまた後日。。。

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裏も綺麗でしょう~?
片手ハンドルで、もう一方にはフックがついています。
このレモンストレイナーですが、紅茶ではなくパンチ酒に使われていたようです。

もともとは1630年頃にインドで、蒸溜酒のアラックをベースに、砂糖、ライム、スパイス、水の5つの材料を大きなパンチ・ボウルに入れてミックスしたものが生まれ、
その後イギリスに伝わり、
ベースの酒をワインやラムといったものに代え、レモンやライム、その他のスパイスなどを加えてアレンジして、パーティーで供されるようになりました。
インドより寒いイギリスでは、温めたホットパンチ主流になったようです。
(パンチ酒に関してサントリーのサイト、カクテルの歴史参照)
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そして、このストレイナーの使い方ですが、
目的としてはレモンやオレンジなどの種や実がグラスに入らないように
このストレイナーで濾すと言うことだったと思います。
この用途については、リンク先であります陶迷庵の皆さまにいろいろと
ご教授いただきました。
あまりに盛りだくさんな内容で、よろしければ陶迷庵のBBSをのぞいていただくと
良く分かるかと思いますが(笑)
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今、私たちが想像するのと「パンチ」は違うようですよ。
パンチボウルと言うのは聞いたことがありますし、想像もできると思います。
しかし、このパンチボウルにしても、陶器で出来ているものがあるとは驚きました。
イメージとしてはガラスですもんね?

そして、一番の驚きは、パンチポットと言うのもあるそうですよ!
陶器で出来てる。。。\(◎o◎)/!

形は普通のティーポットと同じで、サイズがとても大きいらしいです。
↓画像をネットからお借りしています。
この緑色のポットは、
パンチポットとしては小さいのかな?

以下、ここからの解説は陶迷庵で教えていただいた内容となります。
陶迷庵の皆さま、本当にお世話になりました。
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↑こちら、幅36.5センチもあります!
18世紀のパンチポットです。

そして直径30センチはあるパンチボウルです。↓
こちらも画像をおかりしています。
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↓お借りした画像です。
これは直径約40センチ!!
デカイ(@_@)
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パンチボウルと言うのは、ティーウェアの一つだったようで、
紅茶をふるまうシーンでパンチ酒も登場したのかもしれません。
そしてパンチポットは、選挙の投票の前に、投票を勧める
ためにパンチをふるまったと言う話から、大きなパンチポットを
持ってついで回ったのでしょうか?
それとも客寄せみたいに、パンチポットとグラスをテーブルなどに置いて。
選挙の投票への呼び込みをしながら投票へと足を運ぶよう
声掛けしながらパンチを注いで渡して差し上げていたのでしょうか?

パンチポットの図柄で、黒のプリントで狩猟の絵が
書かれていて、ハンティングの後に、パンチをふるまったという話もあります。

 しかしパンチボウルで作って、パンチポットに入れてふるまったとも考えられます。
レモンストレイナー(パンチストレイナー)は、大きさ的にはどちらにも使える大きさです。

そして、アッパークラスやミドルクラスにおけるステイタス。
レモン、ライムなどジュースにしていない生の果実は、それ自体
貴重でお客様の前で絞る事もステイタスだったのかもしれません。
お客様に見せなければわざわざ銀製にする意味が無いわけで(汗)
純銀にすれば、盗難や紛失しないように主人もしくは執事が厳重に保管しないと、
安心できませんよね?

レモンストレイナーについて、ざざっと説明させていただきましたが、
改めて、陶迷庵の皆さまのご助言に心から感謝申し上げます!!
有難うございました。

実は。。。同じ時代のパンチ(toddy)レードルを手に入れました。
こちらも陶迷庵の皆さまに多大なるご助言を頂き、感謝感謝です!
次回はこのレードルについて書きたいと思います(*^_^*)


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by kokochiiimonoh | 2014-04-02 00:18 | アンティーク | Comments(0)
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